金剛屑石

アマチュアシンガー・ライター・絵本パフォーマー「金色の女将」の徒然なブログ。絵本についてはこちらに特化したブログあり。http://blog.livedoor.jp/sophia727/

岩元昭雄先生


昨日の三校合同講演会(今年から)の講師は岩元昭雄先生でした。
お嬢さんの綾さんが現在ダウン症を乗り越えつつ翻訳者として活躍なさってますが
やはりお話の半分くらいは綾さんのお話、というかダウン症のお子さんを育てながら
……育てながらとはいえ岩元先生は「綾の育ち」と綾さんの自主的な意欲をとりあげているような印象がありました。


なんと岩元先生ご家族は当初はこの校区にお住まいだったとか。
綾さんが小学校に上がる年、わが校が開校したのですが、あまりの熱心さ(そうだったのか)にご心配され一年入学を遅らせて現在の霧島市にご転居されたのだそうです。
このような形であってもご縁があったとは意外でした。
綾さんは今でも「私の故郷は坂○○だよね」とおっしゃってるそうで、校区民としてはうれしい限りです。


綾さんがコトバを獲得していく過程の中で、「歌」を重要視なさっていることがよくわかりました。
実は、うちのサークルの掲示板でメンバー・にるる母さんが昨年岩元先生と綾さんの講演に参加されてそのときの様子を以下のように書いています。
ダウン症児で初めて大学に行った岩元綾さんとお父さんの昭雄さんの親子での講演会に行ってきました。アニソンとどう関係あるかって?
岩元昭雄さんが、綾さんがどのように言葉を獲得していったかを書いた論文にミッチのお言葉を引用しているのです!
最近出された、「ことば育てはこころ育て」という本にもミッチのお言葉が書いてあるのではと勝手に思っています。」
この記事が記憶にあったので、質疑応答のコーナーではぜひ質問しようと思ったのですが……


実は、この後援のあと、三校連絡会があり時間が押していて満足な質疑応答の場がとれませんでした。
しかも私はマイク係。質問者にマイクを持って走っていく係です。
さいも質問がなかったら私がなにか言おうと(笑)思っていたのですが、あいにく(違)質問がありましたのでマイク係としての責務をまっとうしましたとも(笑)
それでも時間があったらマイク係のくせに質問しようと思ったのですが、やっぱり時間がありませんでした(泣)


まあそんな個人的なことはともかく、人間の成長には「言葉」がとても大事だということをおっしゃってました。
コドモの合図をうけとめる親は受信機のようなものというお話は自分が1号のアカンボ時代を思い出した……。
「Yくん語辞典」とか名づけて、1号の喃語をいちいち単語カードに書いて裏に意味をかいてたっけ(笑)ホラ私「さう脳女」だから(笑)岩元先生のお説を解釈すると、それはそれでよかったんだと思うのです。
2号はほったらかしでしたけどね(笑)


ともかく、とてもいいお話でした。
ぶっちゃけあさましいことゆーけど謝礼あんだけでいいのか、と思うくらいでした……
また機会があるといいなあと思います……