島唄したかったなあ…
おはようサタデーで「お中元」のお二人が出てました。
元ちとせがいいこと言いすぎるので朝から泣ける…。
「島唄というのは単なるIslandSongではなく、それぞれ生まれ育った場所で同じ曲でも歌い方が違う。つまり自分の故郷の唄」
「目標にする唄者というよりはひとりひとりが自分の唄を歌うのが奄美の島唄」
「世界中の人に発信とかってことは考えてない」
「奄美の人、奄美出身の人に共感してもらえたらうれしい」
「どうやったらうまく歌えるか、一生の宿題」
「地元でのライブはどこでやるよりも緊張する」
なんか文字にすると切り口上だけど元ちとせの真剣な語り口に家事の手も休めて見入ってしまった…。
わたしの両親は奄美出身なのでわたしの遺伝子は100%奄美。でも島唄はあまり知らないの…。
母は8歳から20歳まで満州にいたのでじつはあまり故郷の思い出はないのよ…
なので自分自身の不安定なアイデンティティについては以前書いたことあるけどやはり生まれたときからそれが確立してるスタンス側との相互理解は困難だと思い知らされたのでここでは書きません。
つまり島唄のある家庭環境がほしかったなあ、ということですW
実家には坪山豊さんのLPもあったのですが、ときどき母が聴いてただけで特に私たちこどもにレクチャーするでもなかったし…
母は知り合いらしくて、昔はオープンライブなんかは連れて行ってくれたけどわたしと違って奥ゆかしいのでW「豊兄さん、と声かけたかったけど恥ずかしくて〜」って言ってたなw名瀬では船大工をしてらしたそうで、有名になって手の届かない存在になってると思ってたようです。わたしならそんなこと気にせず子供連れて裏まで回ってお話するよw
でもまあ、元ちとせの言葉にはアニソンに通じるものがあるとは思った。
コロムビアやキングの方たちはまさかアニソンが世界中で歌われる音楽になるとは、レーベルを立ち上げたときは思ってなかったことでしょう。
子供達に夢と希望を、歌っているだけでヒーローになりきれるような曲を。
そんな思いで作ってきたと思うし、そんな思いだからこそ世界中に広がったのだとわたしは思います。
そして「一生の宿題」という言葉。
アニキも「出会った人すべてが我が師」とおっしゃったのと通じるものがあります。
わたしも一生宿題を抱えていこう…