川田正子さんを悼む……

私の個人的な見解なんですけど、
現在、アニソンという音楽のジャンルが、ひとつの大きな流れになっていますが、その源流の一つに川田正子さんがいらっしゃると思います。
簡単にいうとアニソンのルーツの一つというか。

コロムビアが「テレビまんが主題歌」を制作する初期のころ、まだそのころは「アニメソング」というジャンルそのものがなかった。
当時のスタッフのみなさんは、それまで培ってきた童謡と軍歌のノウハウを「テレビまんが主題歌」に生かしてきた、歌手をトレーニングし、さまざな歌唱法をレッスンさせた……と木村英俊学芸部長が書かれた言葉があります。
コロムビア学芸部はそりゃーたくさんのアニソンをリリースしてきました。
その木村さんがいう言葉ですから、公式見解だと私は解釈しています。

コロムビアの童謡で川田正子さんは欠かせない存在。
現在活躍している「森の木児童合唱団」も設立されたし……
また、その歌声で、戦中戦後の人々の気持ちを癒してきたかた。
それはミッチが今いるところと似ているような気がする。
川田正子さんの童謡がなければミッチも現れなかったんじゃないか？と思っています。
もちろん、ミッチのことは永遠に私の心の女王様です(ちょっとこの言い方、ヒビキさんの影響が大あり(^^;))、と思っていますけど、遠くたどれば、その女王を生んだのは川田正子さんといっても過言ではないのでは……

翻って、私がいまアニソン三昧していられるのは、川田正子さんがいらっしゃればこそだったのだと、今、あらためて思います。

小さい頃、母がよくコロムビアの童謡のレコード「コロちゃんｼﾘｰｽﾞ」を買って聞かせてくれました。
その中に川田正子さんの曲もたくさんありました。
母は、何もいわなかったけど、きっと川田正子さんのファンだったのかもしれないな……。

川田正子さん。どうぞ安らかに。
川田さんがいて本当によかった。
心から思っています。

歌がすきでよかったなって。本当に思います。