金剛屑石

アマチュアシンガー・ライター・絵本パフォーマー「金色の女将」の徒然なブログ。絵本についてはこちらに特化したブログあり。http://blog.livedoor.jp/sophia727/

「魔王」


小説の新刊を読むのはホントに久しぶり。
最近は絵本・児童書の新刊を図書室で読んで、いろいろ解釈したり、表現方法とか模索したるする作業ばかりだったので……
たまに一般書を読むとしても家にあるものばかりを読んでいたので……
こないだ大女将の薦めで読んだ「アニキ魂」くらいかな、厚いのを読んだのは(^v^;)


……っていっても今回の「魔王」は1号が買ってきたんですけどね。
「おもしろいからおかーさんも読みなさい」と言って渡されたけどイヤ、ホントに面白かったです。
実際の今の日本人でここまで集団心理が働くものかなあとは思うんだけどね。
多少はあるかもしれないけど……
結局日本人なんて、世間体を気にする国民なのよ(マヤの口調で読んでね)
60年代の学生運動なんかやってた方々も今では立派な団塊の世代だし(うちのダンナ含む)。
アレも一つの流行だと考えれば「熱しやすく冷めやすい日本人像」が浮き彫りになってくるわ。
現にうちのダンナも「先輩たちがやっていたから尻馬にのっていた」って言ってたし……
ま、カレの時代は団塊世代の弟世代で、学生運動も下火になりかかっていたけど、なにしろイナカだからまだ廃れてなかったようで。
うちの母がいうには、うち実家は鴨池の県体育館の近くにあったんですけど
「あのころは鹿児島大学もこわかったよ〜、夜中、この辺までウロウロしててね〜」とのことでした。当時私はまだ幼稚園に行ってるか行ってないかのころで全然覚えてないけど、世間ではそういうことがあったんだね……と思うと、この「魔王」の物語の弟+彼女(後に妻)カップルのようだわ…
世間擦れしてない幼児のままでいられたらいいなあとふと思ったけど生きているとそうは問屋が卸さないですね……


ナンノの「楽園のDoor」にあるじゃないか
「人の波に流されないでまっすぐ前に歩けたなら」って。
なかなか難しいけど、とりあえずヲタ道だけはまっすぐ進めそうな気がする。