金剛屑石

アマチュアシンガー・ライター・絵本パフォーマー「金色の女将」の徒然なブログ。絵本についてはこちらに特化したブログあり。http://blog.livedoor.jp/sophia727/

手前味噌だけど


■いじめ自殺:「おやじの会」解散…中野富士見中統廃合で
http://mainichi.jp/select/wadai/news/m20080501k0000m040166000c.html


学校という場は閉鎖的なので、外部からの刺激が入ることはとてもいいことだと思います。


ていうか、「おやじの会」がこの事件がきっかけとは知らなかった。
うちの学校にもありますけど……


手前味噌で恐縮ですが、私が参加しているよみきかせのサークルも今年で活動6年目になりますが6年目にして活動が浸透してきたなあと思うことがあります。


はじめた当初は、特に高学年の子供たちはなかなか落ち着きがなかった。
一昨年までPTA役員を5年間していましたから理事会で校長先生から不登校やイジメのお話も聞いていました。


19年度の末頃になって先生方から伝え聞くことが
「(おはなし会が来るようになってから)子供たちが読書に進んで取り組んでくれるようになった」
「子供たちが落ち着いてきた」
なのです。


6年前からいらっしゃる先生方が数人おいでなので、特に子供たちの変化が見えてるのかもしれませんね。


実際、今年の6年生は今までよりは……
悪く言えば「幼い」感じはしますが、少なくとも「荒れた」感じはしない。
その落ち着いた感じに私たちのサークルが一役買っていたとしたら嬉しいことです。


PTA役員としても学校にちょくちょく行ってましたが先生方と役員との話だけで、子供たちと触れ合うことはほとんどありませんでした。


おはなし会の活動をしていると他のメンバーも別の用件で学校にいくと
「あ、絵本のおばちゃん!」と知らない子供から話し掛けてくれるんだそうです。


子供が学校で荒れる、というのは……
狭い世界で他人の介入がないからやりたい放題できるから、というのもあるかもしれない。
そんな狭い世界に自分の親とか知ってるおばちゃんとかが来るというのは、別の世界の風が入り込むようなものなのか。
親がくるかもしれないのにネチネチとイジメとかしてたらヤバイじゃん?ってかんじ?(爆)


もちろん私たちのサークルもはじめた当初はいきなり高学年になじんでもらったわけではありませんでした。


今の6年生が1年生のときに発足したんですが、私はこの学年を担当するたびに新年度のあいさつで
「この会もみんなと一緒に●年生になりました」と言ってます。
6年かかって思いもかけないことで誉めていただいて、活動してきてよかったなあ……と思いました。


子供への働きかけというのは、育児ももちろんだけど、そこそこ一年くらいでは形はなかなか見えないものですね。


私の希望は、この学校の子供たちが、大きくなってから
「小学校のとき、読み聞かせの母親のグループがあったなあ……」
とちょっとでも記憶に残しておいてもらえること、それだけでいい。


我が子のクラスは来月なんだけど、一年生からずっと見てきた子供たちです。
「一緒に6年生になれて嬉しい」っていう気持ちを伝えられたら……と思います。